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トラベルライターの使命とは?

「稼ぐためにする仕事と、本業は別」という考え方を聞いてから、自分の本業は一体何なんだろうとずっと考えていた。そして、せっせとこの4年間にわたる自分のお茶の産地を巡る旅を、新しいHPに集約しながら思った。私の本業はトラベルライターであってほしい。食っていけなくてもいいから、新しい場所へ行っては未知なる体験をし、人と話し、新しいことを知って刺激を受け、それを文章と写真で伝えるということをずっとしていたい。こないだ「収入の有無に関わらず、使命感を持って取り組んでいる活動を仕事と言えるのではないか」と書いた。自分がトラベルライターをすることの使命が何なのかは分からないが、外国語の習得が得意だったり、異国へ行くことや新しいことへの挑戦が軽々とできる気質というのは、「トラベルライターをしなさい」と神様から言われているのではないか!?(と勝手に解釈しておこう)。

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ここで少し、トラベルライターの使命について考えてみる。まず、自分が旅行記を読んで、何がもたらされただろう?深夜特急を読んだ時はワクワクし、「いつか世界を一周してみたい!」と夢を持ったり、実際にアジアの1人旅を始めた。つまり、深夜特急は私に、夢や新しい人生の楽しみ方、つまらない日常へ刺激や非日常を与えたことになる。旅行記ではないけれど、ある写真家が書いたキルギスの誘拐結婚という本がある。それを読んだ時は、誘拐されて結婚させられる習慣がある恐ろしさや、日本では自由に結婚できることの平和さなど、色んなことを考えるきっかけになった。また、まさに女性が誘拐されている現場や、誘拐された女性が結婚式を挙げさせられる写真を見て、その写真家の行動力や度胸、忍耐力、着眼点など、色んなことに尊敬の念を抱かずにはいられなかった。

(これはとある中国の街の結婚式)

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たかのてるこの旅行記もよく読む。昔、彼女のトークショーイベントで旅の経験談を聞きながら、こんなことを思ったことがある。旅人の使命のひとつは、我々が日常生活の中で見失っている大切なことを、思い出させることなのかもしれないと。例えば、インドやネパールの辺境で力強く生きている人々の話を聞いて、自分が今持っているもののありがたさを感じたり、また逆に彼らと自分を比較して、自分の生き物としての弱さを感じたりもした。

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他にも、世の中に知られていない素敵な場所やモノについて書くことで、たくさんの人にその良さを知ってもらうこともできるし、誰かが書いた記事の考え方に共感して、精神的な安心感を得られることもあるかもしれない。きっと色んな使命があるのだろうけど、はて、私は何のためにトラベルライターをしたいんだろうか。

次に旅に出て旅行記事を描くときに、自分に問うてみたい。