日本にいるからこそ🎐

日本人も知らない日本を知る

ノートにびっしり英語を書いてきた女性

英会話カフェのスタッフ業が始まり、90分の英語を学ぶ会の進行を務めたのだけれど、色々と学ぶことが多かった。外に出て、いろんな人と接することの大切さもその一つだった。

私は勉強会の進行役なので、特に先生のように何かをレクチャーするわけではない。基本的にみなさんのグループディスカッションを耳で追いながら、「これは何と言いますか?」と聞かれたら答えたり、参加者間で話題が尽きてきたら会話を続けられるよう何か質問を投じたりするだけ。しかし今日は初心者グループに座っている一人の女性に目が留まった。みんながその場で思いついたことを話すのに対して、彼女はみんなに話したいことを事前にノートに英語でびっしり書いてあった。お話を聞いていると最近自宅で母親の介護を始めたとかで、とても忙しそう。しかもお母さまが転倒してしまい手術を受けて入院されているらしく、毎日お昼にお見舞いに行かれているのだとか。「I will go to see her after this class(この会の後に母を見舞いに行きます)」と彼女が言った後、私はいろんなこと思った。

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自分はこの女性のように、一生懸命中国語を勉強しているのか?この方は忙しい合間を縫って自分の話したいことをみんなに伝えるために、事前に準備をしてこの会に参加している(それが即興で文章を組み立てる練習になるかどうかは別として)。一方私は時間を持て余しているというのに、中国語はもちろんのこと、それ以外でも何かを一生懸命にしているのか?努力しているのか(いやしていない)。さらに初級者テーブルでは、つたない英語でも何かを伝えようとみな一生懸命話しているのを見て、昔自分が日本語を教えていた時のように、何か心を熱くするようなものを感じた。そしてこう思った「本気で学びたい人に教える仕事をしよう。そのために自分も最大限の努力しよう」。研修講師になっておいてなんだけれど、はっきり言って会社が金を出す企業研修を本気で受けたい人なんてほとんどいない。

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じゃあ自分が一体何を教えるのかはよく分からない。でも最近思うのは、過去の自分の経験を活かせるとか昔やったことがあるという理由だけで選んだものは、もはや今の自分を満足させることはできないということ。なぜなら(本人は続けたかったのに、何らかの理由で辞めざるを得なかった場合を除いて)当時何かしかるべき理由があって辞める決断をしているから。そこからほじくりだしたって、もううまくいかない。そして最も大切なのは、自分が情熱を注げるものを取り扱ったほうがいいということだった。

これから可能な限りたくさん、自分が情熱を注げるものを見つけていきたいものです。