日本にいるからこそ🎐

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よく分からずに、製茶会社を訪ねる

よく分からないことが続きます。実は今、去年静岡のとあるホテルで飲んだ、美味し過ぎる深蒸し茶を探している。ティーバッグだったのだけれど、今までに飲んだことのない濃厚さと甘さのある不思議なお茶だった。あまりのおいしさに後で同じものを買えるようにと、パッケージの写メを撮っておいた。しかし残念ながら、近所のスーパーやその他お茶屋さんで同じものを見かけることはなかった。

そこでパッケージに書いてある製茶会社へ行ってみることにした。ネットで調べてみたところ、そこで茶葉の販売もしているようだ。自宅から高速を乗り継いで、深蒸し茶で有名な菊川で高速を降りる。さらにそこから約20分茶畑の横を走りながら、ついにその製茶会社に到着した。敷地内には製茶工場と事務所があるが、一体どこで茶葉を販売してるのかよく分からない。とりあえず事務所にお邪魔する。「すみませーん、茶葉を買うことはできますか?これを探しているんですが・・・」と恐る恐る事務所に入ると二名の社員がおり、手前に座っている職員はこっくりこっくりと居眠りをしているところだった。

(写真がありませんので、週末に行ったお茶農家さんを紹介いたします)

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「あぁ、これはここでは買うことはできないんですよ・・・」とのことで、ここからは製造か品質管理か何かを担当されていそうな方が対応してくれる。去年このお茶を飲んであまりにもおいしかったので、ずっと探していることを話す。「あぁこのお茶ですか。結構たくさん問い合わせ頂いたんですがね・・・」どうやら製造元はここに間違いないが、とある問屋さんがホテルに卸しているため勝手にここでは販売できないとのこと。代わりにここで買うことができる深蒸し茶を、三種類試飲させて頂くことにした。といっても、ここはあくまで製茶工場であり会社のようで、ネットで見たようなお茶を販売するスペースは見当たらない・・・。つまり私はアポも取らずに突然とある製茶会社を訪問し、お茶の試飲をお願いしているのだ。何だか申し訳なくなり、へーこらしながらお茶を待つ。あのネットの写真や情報は一体なんだったのだろう??

(農家さん宅の縁側でお茶を頂ける、縁側カフェ)

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まずはスーパーで①1,000円/100gで売られているもの。次に②1,500円/100gのもの、最後に③2,000円/100gのものを試飲する。①はすこし苦みが強い。②は味がまろやかになる。③は濃厚なうまみが感じられるものの、苦みが強い。個人的には②と③を足して二で割った味があればいいなぁと思いながらも、②を100g頂くことにした。「色んな産地のお茶を飲んでいるんですか?」「はい、お茶農家さんを訪ねて飲んだり。市がやっているお茶の学校で勉強もしているんです」と話すと、日本茶インストラクターを目指しているのかと聞かれたので「そうですね。そういうのにチャレンジできるといいなと思います」と答えておいた。丁重にお礼を言って、この製茶会社を後にする。車を運転しながら『もしお茶業界で働くことができたら、製茶会社よりも問屋さんの方が面白いのかもしれない』と思った。あのティーバッグのお茶に関しては分からないが、最終的に荒茶に火入れやブレンドをして味を決めているのは問屋さんだと習ったし、顧客に近い方が面白い気がする。

(かぶせ茶、ほうじ茶、和紅茶を頂きました。これはかぶせ茶)

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ところで最後に製茶会社の方にあのティーバッグのお茶を、どこの問屋さんに卸しているのか教えてもらいたかったのだけれど、分かったのは”清水の問屋さん”ということだけだった。そういえば清水に一軒気になるお茶屋さんがあり、以前行ってみたが営業時間外で入れなかった。もう一度行ってみるかな。