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10/23(水)茶摘みをして、マイプーアル茶を作る

朝になると、ニワトリを始め色んな生き物の鳴き声で目が覚めた。思わず自分の携帯のアヒルのアラームが鳴っているのかと思ったら、外にいる本物のアヒルの鳴き声だった。8時半に茶室のベランダへ行き、朝食を頂く。天気はとてもよく、景色が大変美しい。あんまん、トウモロコシを茹でた物(日本のトウモロコシのような甘さが一切ない)、ゆで卵、ピリ辛麺が出てきて、朝からこんなに食べられない。そして大きな声では言えないが、やはり朝はコーヒーが飲みたい。

(宿の前は池なんです)
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のんびりと朝食を頂き、部屋で洗濯をしてから、茶摘みをすることになった。 スリランカで茶摘みをしてしんどいのを知っているので、実はあまり茶摘みは乗り気ではない。本当は茶畑の写真だけ撮り、おいしい茶を飲めさえすればいいのだけれど、李さんの前でそんなこと言えない。しかも性懲りもなくまたサンダルで来たもんだから、足に色んなものが刺さって痛い。しょうがないから茶摘みをしているふりをして、あとは李さんにたくさん茶葉を摘んでもらおうと思っていたら「たくさん摘まないと、この後お茶を作れないよ」と言われた。・・・チッ、サボっていたのがばれたか。

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茶畑の上までいくと風が涼しく、景色がとてもいい。この一帯の全ての茶畑が、この宿を運営している会社のものだそうだ。茶摘みは人の手で行われるとのことで、これだけの広さをカバーするのは大変だろうに。中国ももっと近代化して人件費が高騰したら、日本のように茶摘みも機械で行われるのだろうか。

(これは茶畑の一部です。もっと広い)

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茶葉を天日干しにして水分を飛ばしている間に、昼食を取ることにした。茶葉を揚げたものが出てきたのだけれど、これは大変おいしい。日本の茶葉の天ぷらはあまり味がしなかったが、ここのは塩気と少しピリ辛さがあり、それが茶の苦みと相まってスナックのような味に仕上がっている。ご飯が進む。他にもお茶の料理はたくさんあるそうなのだが、人数が多くないと作れないとかで一人旅が悔やまれる。

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天日干していた茶葉を次の生産工程に移す。まずはお茶を炒る。ちなみにこの炒っている窯はめちゃくちゃ熱く、軍手などでは熱さを防げない。私が「あっつい!」と言いながら作業をしているのを、李さんが動画に収めていた。

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次に炒った茶葉を乾燥する。

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乾燥した茶葉を手で揉み揉みし、それをまた外で干す。そして私も中国人同様にお昼寝タイムに入る。

(手で揉み揉みすると、茶葉は細くなる)

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夕方に李さんがプーアル茶を丸くする工程を見せてくれた。なんと一つ無料で私に作らせてくれるのだそう。まず茶葉を360g筒の入れ物に入れて、布を上からかぶせ、下から蒸気を当てて茶葉を蒸す。 

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まん中にくぼみを作る。

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そしてそれをプレスし、

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あとはしばし保管する。明日持たせてくれるそうだ。

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その後、夕食までまたお茶を頂きながら、そろそろお茶に飽きて来る。『多分、一生分のプーアル茶を飲んだな。しばらくプーアル茶はいいや』昨日飲んで一番おいしいと感じた生茶を買って帰ることにした(約130元)。357gの塊をいつ飲み終わるかわからないが、有効期限はなく、長期間置けば置くほどおいしくなるそうなのでまぁいいか。

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今日、李さんとの会話で印象的だったことがある。休みの日は何をしているのか聞いたら、茶を飲みながら友達と話したり、茶畑に行ったりしていると言っていた。「小さい頃からお茶が好きで、茶を飲んで大きくなったんだよ」と楽しそうに話す李さんをみて、羨ましいなぁと思った。自分が好きなことを仕事にできるなんて。でもその後、ふと思った。『私も茶が好きなのに、なぜその好きな茶の仕事をしないのか』しかも今まさに、日本最大の茶の産地に住んでいるというのに。茶を通して、海外と接する仕事ができないのか。中国語がもっとできるようになれば、何か違う道が開けるのか。日本に戻ったら、少し考えてみたい。

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