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8/5(月)白谷雲水峡を7時間歩いて

台風で鹿児島-屋久島間の飛行機が欠航になる中、奇跡的に天気は曇りで予定通りトレッキングは行われる。8時にロッジの入り口に迎えに来てくれたのは、20代の女性のガイドさんだった。お互いに自己紹介をして、車で白谷雲水峡へ向かう。

屋久島のトレッキングコースはいくつかある。最も人気なのは縄文杉までのトレッキングのようだが、色んな人のレビューを読んでいると私にはちょっと過酷そうだった。代わりに選んだのが、もののけ姫のシーンに使われたと言われている苔むすの森が見られる白谷雲水峡コース。今日は曇りなのでうっそうとしていて、幻想的な景色が期待できる。歩く時間は7時間と結構長いのだけれど、頑張ってカメラを持って行く。

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歩き始めて、すぐにでかい岩が現れる。「うわ~すごいなぁ」とか言っていたら、これを渡るのだそう・・・。ひー!!ちなみにガイドさんは17kgあるバックパックを担いでおられる。

(これはガイドさん)

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その後も急な岩の階段が続く。早くも私はヒーヒー言い出す。

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でも景色がきれいで、持ち直す。

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このうっそうとした感じがたまらない。

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え?ここも越えていくの?私のしょぼいウォーキングの靴は、早い段階でびしょびしょに。

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ところでこの苔や森林の写真をうまく撮るのは難しい。色んな物が折り重なって一つの美しい景色を作っており、どこを切り取ればいいのかが分からない・・・。屋久島では写真ツアーもしているらしく、みんな写真に夢中で全然前に進めなくてガイド泣かせなのだとか。

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私がバランスを崩して、ヨタヨタっとなっているのに対し、ガイドさんはまるで小学生がトボトボと家に帰るかのように静かに歩いている。「体をあまり揺らさないように体幹を保って、小股で、平らな所に足を置くんです」とのこと。

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ここでやっともののけ姫のワンシーンと言われる、苔むすの森にたどり着く。とてもきれいなのに、写真を撮っても撮っても満足のいくものが撮れない・・・。

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日が暮れるのでとりあえずまだまだ上に登る。

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ここからはかなり険しい道になるので、リュックを置いて行きます。

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15分くらいだろうか。岩と岩の間に足を置きながら、太めの木に捕まって、道とは言えない道を上まで上がって行くと、そこにはとてつもなく大きな太鼓岩が見えた。
が、あいにくの天気で、視界はゼロ。でもなんだか達成感があった。私はこの岩にたどり着くまでの15分間『なんで上に大きな岩があるというだけで、わたしゃこんな険しいところを登っているんだ・・・』と思ったが、人間には達成欲が備わっているので、時に無意味に思えそうなことにでも果敢に挑戦できるものらしい。

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ここからはリュックを置いたところへ戻り、弁当を食べる。しっかりと歩いた後に、また静かな自然の中で食べるお弁当はとてもおいしい。ガイドさんが親切に温かい味噌汁を入れてくださって、助かります。

さて、ここからまた来た道を戻らなければならない。下りは膝がガクガクし、私はもはやおばあちゃんのような感じで道を下って行く。ガイドさんが杖を貸してくれたけれど、使い方がイマイチよく分からない。杖と右足が同時に出ており、杖の意味がない・・・。それを後ろで見ている旦那が笑いをこらえている。

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色んな人とすれ違いながら、昨日同様に外国人の軽装さに感心していた。短パンにTシャツのヨーロッピアン、サンダル履きのアジア人、コンバースのこれまたヨーロッピアン・・・。が、最も目を疑ったのはある日本人の服装だった。なんと、ひらひらしたスカートにブラウスを着て、普通に買い物へ行く時のようなバッグを持っているではないか!よくそんな服装まで、ここまで歩いてこれたなぁ・・・。まさかあの太鼓岩まで行くのだろうか。脱帽。

無事入り口に戻ってきて、7時間のトレッキングを終えられて一安心。ガイドさんに宿まで送り届けてもらい、シャワーを浴びて夕食まで爆睡した。時間的には長かったけれど道に傾斜はそれほどなく、また景色が美しいので、写真を撮りながら楽しくのんびりと歩くことができた。これくらいのトレッキングなら、体力がない私でもなんとか楽しめそうだ。ぜひまた違う場所でトレッキングを楽しんでみたい。普段しんどいとか言って車にばかり乗っているが、意外にも割と体力があることを知って面白かった。