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The Science of well being (より幸せになるには)~社会的な繋がり~

昔会社で忙しく働いていた頃は、休日を一人で過ごしても寂しいなどと思うことはなかった。もともと一人で過ごすのが苦にならないタイプだったので、友達が少なくて寂しいと思ったこともない。しかし会社を辞めてシンガポールへ引っ越しした時、誰も知り合いがおらず仕事もしていなかった時は大変孤独だった。一人で過ごすのが苦にならないタイプだったにも関わらず。これは会社に行くことで得られていた社会的な繋がりがなくなり、さらに誰とも繋がっていなかったので寂しかったのだと思われる。

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Yale大学のオンラインコース「The Science of well being 」によると、幸福度の高い人は低い人よりも人や社会との繋がりが濃いのだという。それに道で見知らぬ人と少し会話をするだけでも、我々が思っているよりも人間の気分は上がるそうな。確かに一日中家に一人で居て誰とも口を利かないよりも、ちょっと外に出てスーパーの特設和菓子売り場のおじちゃんと一言二言会話するだけで全然気分は違う。家に帰って、おいしい和菓子も食べられることだし。家にずっと一人で居て誰とも話さないというのは経験上、本当に精神衛生上よくない。気分がふさぎ込んでくるし、誰とも話さない上に晩ご飯を一人で食べていると『本当に寂しいなぁ・・・』と思う。なので私は時々まいどおおきに食堂へ行って、不特定多数の見知らぬ人と一緒にご飯を食べるようにしている。誰とも話さないけれど、そこに誰かがいるだけでなぜか安心感がある。それにあの食堂ではおばちゃん達が作ってくれたご飯を食べられる。機械で詰めたコンビニ弁当とは違う。それも心が多少温かくなる理由なのかもしれない。

(これは穂高養生園の絶品ご飯です)

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ちなみにこのオンラインコースの3週目の課題は、毎日誰かと話すことと週一回自分の大切な誰かと一時間過ごすというものだった。実際に自分がやってみた時のメモを見ると”この一週間、寂しいと一度も思わなかった”とある。タクシーに乗った時に運転手さんと世間話をしたり、関西にいる友達と近況を報告し合ったり、美容院やネイルサロンのお姉さんと他愛もない話をしたり、シンガポール在住中にベトナムに住んでいた日本人の方と再会したりした記録がある。当たり前だけれど、孤独を防げば幸福度は上がるということになり、その一つの方法が人と話すということだ。

ただこの課題に重要なポイントは、週一回は大切な人と時間を過ごすというところにあると思う。というのもJay ShettyのYoutube「The shocking truth about loneliness」によると、希薄な繋がりをたくさん持っていても孤独の解消にはならないことが分かる。ある20,000人を調査したところ、そのうち56%の人が不必要な人に囲まれていると感じており、40%の人が意味のある繋がりを感じられず孤独だと思っている。大勢の中にいても孤独。飲み会に誘われても早く帰りたいと思う。ソーシャルメディアでいいねをたくさんもらっても、現実の世界で愛情をもらうことができない。Facebookの投稿にたくさんコメントをもらっても、電話をかけ直してくれる友達が一人もいないなど。見知らぬ人とのちょっとした会話で一時的に気分は上がったとしても、やっぱりある程度親密な人との繋がりが重要なことがわかる。

www.youtube.com

でもね、私はいつも通っている接骨院へ行って、顔見見知ったスタッフのみなさんが笑顔で出迎えてくれたり「調子どうですか?」と聞いてくれたり、「引っ越しするんですって?(そう、我々はもうすぐ引っ越しするのだ)」と聞いてくれるだけで、『あぁ、自分のことを気にかけてくれる人がいるんだなぁ』と心が温かくなることがあります。人と親密に関わるというのはなかなか難しい。一日一回、誰かと話すことからまた始めようかな。