日本にいるからこそ🎐

日本人も知らない日本を知る

苺の手入れで、農業メディテーション

先日応募した農業ボランティアへ行ったのだけれど、これは大変楽しいアクティビティだった。もし体を動かしたいけどジムやランニングなどは嫌、自然に触れたい、何も考えずに何かに没頭したいという方がおられましたら、ぜひお勧めしたい。私は市のHPで見つけたんですが、他の県でもそういうのがあるかもしれません。

当日、朝9時に畑にむかう。そして案の定、一体どこなのか分からずに迷う。受け入れ農家の方に電話をし今自分がいるところを告げ、軽トラで迎えに来て頂きました。朝の忙しい時に大変申し訳ございません・・・。そしてお互い軽い挨拶をし、パートで来られている方に習ってさっそく作業に入る。今回の作業はハウスの中で、イチゴのちょっと弱りかけている葉っぱをハサミで切ったり、既にイチゴの実をとった後の茎を取って行く。思っていたよりもハウスの中は暑く、分厚いタイツを履いてヒートテックを着こんできた私はすぐに汗だくになった。次からTシャツで来ようっと。ハウスの中は太陽の光が差し込んで明るく、苺のいい香りがする。聞こえるのは遠くのラジオ放送と、ハウス内を喚起するためなのか、時折回る大きなファンの音だけ。とても静か。青々とした苺の葉っぱに囲まれて、黙々と作業をする。あぁ、なんて平和なのだろう。今この作業をしている瞬間、何も思い煩うことがない。同じく暑くてハーブがたくさん植えてあった、南インド・ケララのアーユルヴェーダ施設を思い出す。あの施設にいる時も、何も思い煩うことがなかった。

(これはケララに植えてあったハーブ)

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10時半くらいにいったん休憩になった。その辺に転がっているプラスチックの箱を逆さにして座る。そしておばちゃん達にもらったポンカンを食べながら、ここに来た経緯を話す。関西出身で、シンガポールに住んでここに引っ越ししてきたこと。今は街に住んでいるが、私個人としては田舎の古民家に住んで畑などをしてみたいことなど。おばちゃん達は、言語は通じるが全く違う世界から来た別の生き物を見るように、私が何かを告げる度に目を丸くして驚いていた。そして私と一つ違いのお子さんが二人おられるというおばちゃんが言った。「鬱とかにならなかった?友達もいない所で一人で大変だったでしょう」私のことを可哀そうがってくれているおばちゃんに、旦那をおいて三か月アジアを周遊していたことは言うまい。今年お茶関係などの短期労働でまとまった金を稼いで、中国を周遊しようとしていることも言うまい。

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12時になり作業が終了になる。するとおばちゃんが「これ持って行って」といって、すごくたくさんの苺やジャム、ポンカン、手作りのこんにゃくを持たせてくれた。「ボランティアで来させてもらっているだけなのに、逆にこんなたくさんの食べ物を頂いちゃって・・・ありがとうございます!!」と私はなんども頭を下げた。おばちゃんは何でも手作りするのが好きらしく、ジャムもこんにゃくも作られたのだとか。こんにゃくまで作るとはすごい・・・それこそ私にとってはこのおばちゃんの住む世界が違う。

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お互い今後とも末永く宜しくお願いしますと言って、私は帰路に就いた。心地よい疲れを感じる。数時間だけでも役に立てたようで嬉しいし、地元の方との交流ができて楽しい。どこの国でも自分の生活を充実させようと思ったら、ローカルと仲良くなるのが一番なのだ。

苺の季節が終わると、畑で野菜を作るのだそう。これからも週何回かお手伝いさせて頂きながら、ここに住んでいる間に自分で野菜作りができるといいなぁ。