日本にいるからこそ🎐

日本人も知らない日本を知る

「おもしろいことしよう!」の広がる輪

月一回行く接骨院のお兄さんに、期間限定のカフェの運営の話をする。「本物の店主がいない時に家賃を払ってカフェを借りて、自分が店主になるんですよ。私はアジアの色んなお茶を出しています。それ以外にも食べ物を出してもいいし、何してもいいんですよ」「へぇーそんなのあるんですね。妻がカフェが好きで。興味があるかもしれない」「奥様は英語の先生でしたよね?でしたら、英会話カフェとか。体の歪みに関するワークショップをやってもいいですよね」このお兄さんの奥様は学校の英語教師らしいが、嫌で嫌で辞めたいらしい。私もいっとき学校で勉強したくない外国人向けに貿易実務、英語、日本語を教えていたので、奥様の気持ちはとても理解できる。まぁ私の場合、人生の時間の無駄だと思いすぐに辞めましたが。人から求められていない商品やサービスを無理に売る仕事は大変に辛い。

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「ただね、山にあるカフェなので人はそんなに来ません。儲からないけど、楽しんですよ」これはカフェの運営が終わってから、気づいたことだった。毎朝店に行くまでの田舎の風景も素敵で、車のスピードも自動的にゆっくりになる。カフェについて車を降りると明らかに空気が新鮮で、辺りは静か。川のせせらぎや、鳥のさえずりしか聞こえてこない。時々、向かいのお茶の工場から緑茶のいい香りがする。そんなところにカフェはある。そしてひんやりするお店に入り、薪ストーブに火をつける。これがまた楽しい。お気に入りの音楽をかけながら、着くかなぁ~と火をずっと眺める。お客さんがぽつぽつ来て、私の好きなお茶を楽しんでもらったり、お互いの旅の経験などについてお話をし私も楽しんだ。誰も来なくて赤字の日もあるけれど、お金じゃない価値がそこにはあった。

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接骨院のお兄さんにそのカフェの名前を教えると、忘れまいと何度も復唱していた(施術中だもんねぇ)。この接骨院のお兄さんの奥様も、そこのカフェで何か楽しいことができるといいな。そしてそこに来るお客さんが素敵な時間をすごせるといい。私は今回のカフェ運営で思ったのだけれど、みんなが好きなことをして生きていくことができれば(もしくは好きなことをする比率を上げることができれば)、世の中がもっと平和になるのではないか。例えば私は会社員時代に仕事が嫌で嫌でたまらなくて、車に轢かれて会社に自動的に行けなくなりたい!と思ったことがあった。四半期毎に高熱と胃腸炎になったことがあった。不眠になって心療内科に通った。好きなことをして生きていけると、少なくともこういうことがなくなる。もちろん、身一つで金を稼ぐことの難しさやリスク、他のデメリットはたくさんあるだろうが、本当は体調が悪くて病院に行きたいのに、会社を休めず病院に行くことができない・・・などということはなくなる。まぁ、病院に行く金をまず稼げなければならないが。

(わたしゃ、旅行が大好きですよ)

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私が期間限定でやらせてもらったカフェは、今週末は別の人が新たに店主にトライするらしい。今までカフェなんかしたことないという私の話を聞いて、自分にもできるかも?!と思ったのかもしれない。さらに私はお茶農園を営んでいる彼女に、色んな国の茶畑に行った話をすると、パスポートをまず取る!と言っていた(笑)行動力があっていいです。こういう風に色んな人が私の「おもしろいことしよう!」の輪に巻き込まれていって、いい生活の刺激になれば嬉しい。カフェで珈琲を淹れる器具をさっそく買ってしまった、私の旦那のように。