日本にいるからこそ🎐

日本人も知らない日本を知る

しめ縄が売られているのを見て

昨日からニョッキが食べたくて悶々としていたが(自分で作れない!)、今朝新聞を見たら今日11月24日は「いい日本食の日」らしく、夜ご飯は和食にすることにした。どうやら和食文化の保護・継承のため「Let's 和ごはんプロジェクト」というものがあり、賛同企業や団体が色々な取り組みをしているよう。農林水産省のHPで(和食文化の保護・継承:農林水産省)、和食とは何かを学べる無料資料が豊富にあって面白い。近年、家でご飯を食べなかったり、郷土料理屋行事の料理も消えつつあるとかで、なんだか悲しい・・・。

夜ごはんを買いにスーパーへ行く。地元で取れたよく分からない魚の刺身と、天ぷらの盛り合わせを籠にいれる。私は昔会社の社員寮に住んでいた時、豚カツを揚げている最中に小規模な火事を起こして台所を焼いたことがある。それ以来、恐ろしくて揚げ物は一切していない。多分もう10年くらい揚げ物を作っていないと思う。これに既に賞味期限が数日切れた油揚げと小松菜を炒めて(火を通せば大丈夫だろう)、味噌汁を作って炊き込みご飯を炊こう。うーん、立派な和食だ。冷蔵庫にある日本酒も開けよう。ふと籠やカートが並んでいる横の棚に、もうしめ縄が売られているのが目に付いた。『もうしめ縄が売られる時期か、早いなぁ』作りが繊細でとても日本らしくて、美しい飾り物。

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外に出ると風は冷たく、日本の寒い冬が迫ってきているのを感じる。日本に本帰国し、まだ自分の生活が軌道に乗ってるとは言い難いが、(もしくはこの状態が、後から見て軌道に乗っていることを意味するのだろうか)、それでも日本でこうして寒い冬を迎えられるのは嬉しいなぁと思う。暑い夏が終わり、涼しくなり、徐々に風が冷たくなるのを感じ、紅葉を見たり、温かい鍋を食べたり、洗練されたクリスマスのイルミネーションやしめ縄などを目にする・・・。季節の移り変わりをこうして肌や目で感じることは、日本人の自分にとってはごく自然で且つとても大切なことなのだと、常夏のシンガポール生活で思い知った。去年の今頃は30度近い気温の中、Orchardの謎のクリスマスのイルミネーションを見て『もうこんな冬は嫌だ!!来年は絶対に日本に帰るぞ!』と強く思ったものだった。

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日本に戻ってきたら戻ってきたで色々悩みはあるけれど、美しい富士山を眺めたり、自然を楽しんだり、新鮮で安全な和食を堪能したり、神社や寺、苔などの古さが感じられるものが身近にあることはとても幸せ。さらに焼き物をはじめ、昔日本にいた頃は気にも留めなかった日本の色々なものに惹かれるようになり、これが今の自分の日本の生活を豊かにしている。これから冬が来るので、日本酒の酒蔵をめぐったり、郷土料理を食べたり、雪が多い所でかまくらを作って入ってみたいし、雪降る白川郷に泊まってみたい!あと日本の風景をもっと美しく写真に撮れるようになりたい。

こういう何気ないけれど、人生を豊かにしてくれるものをこれからも大切にしていきたい。そしてそういうものを楽しめる、色んな意味での余裕を持ち続けられるようにしたいと思う。