日本にいるからこそ🎐

日本人も知らない日本を知る

大きな本屋で、自分の関心事の外に目を向ける

もっといろんな本を読みたくて、鈍行列車で片道1時間15分もかけて浜松駅のMay oneというビルの8Fにある本屋さんへ行く。(時間はたくさんあるんですが、新幹線以外に快速とかないの?!)ここは谷島屋という本屋さんの本店で、とても広い。ワンフロア全てに本がずらりとあり、カフェが併設されている。カフェに一人三冊まで会計前の本を持ち込んで、ゆっくりコーヒーを飲みながら読むことができる。それに窓際の席は開放感がある。あとここのカフェは静かでいいです。おばちゃんとかがペチャクチャ話していないので、集中して本を読めます。

今日は何を買うか決めずにふらーっと自由に本を見て、いつもと違うジャンルのものを買うことにした。まず目に入ってきたのは、カフェの本。静岡には昔の古民家や蔵を改装した素敵な和カフェが多く、カフェ巡りは私の楽しみになっている。カフェの本は購入決定。次に目に入ってきたのは、漢字のクロスワードパズルや自律神経を整える大人の塗り絵。あと百人一首の句(っていうの?)の文字を上からなぞって、ストレスを解消するノートみたいなもの。漢字のクロスワードパズルを手に取ったが、結構難しそう。『漢字のクロスワードパズルを解いてる間に、中国語の単語覚えた方がええな』と思い、そっと戻す。近くに公募ガイドという雑誌を見つけた。ここには短歌や俳句、エッセイなど色んな公募の案内が載せられていて面白い。『うーん、でも結構高いなぁ(600円くらいする)ネットで調べるか』夏に旅のエッセイに応募しようとしていたが、さぼってしなかった。今回はなんかのエッセイに応募するぞ!ちなみに”エッセイ 公募”で検索すると、割と出てくる。

www.mercury.sannet.ne.jp

次に禅生活の本を開く。日常生活で簡単にできる禅の考え方が書かれており、これも購入を決定する。この本のネーミングがとてもいいですね。「禅」「シンプル生活」「心の洗い方」・・・。どれも今の自分に興味があるキーワードばかり。

(今回はこの四冊を購入)

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社会学のコーナーにたどり着く。題名を忘れてしまったのだけれど、中国の貧しい地方の現実を書いた本があった。夫が長い間出稼ぎにでてノイローゼになる妻、両親が出稼ぎに出ている孫の面倒をみる祖父母が殺害される事件、子供たちは教育に価値を見出さず少しのお金を手に入れて、都会に出稼ぎに行ってしまう・・・など。中国というと、どうしても発展目覚ましい光の部分に目がいきがちだが、もちろん影もあるのだ。シンガポールでも日本でもどこでも、光と影はある。この本は3,600円と少々お高いので、財布とちょっと相談してきめることにしよう。このコーナーで特に興味が沸いたのは、IBMに定年まで勤めた方が65歳で保育士になった話の本。まず『なぜ保育士になろうと思ったのか?』と思うし『65歳からでも全く違う職業になれるんだ!一体どうやってなったんだろう?』となんだか感化される。この方は例の「保育園落ちた。日本死ね」がきっかけとなり保育士になられたそうで、保育園に入るのがどれだけ大変かという現実を数人の例をあげて細かく説明されていた。

(都会の上海)

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中国の本といい保育士の本といい、色んな本を読みながら自分の関心の著しい偏りと、頭の中のふわふわ感(現実的じゃないというか)を感じた。シンガポールにいた約三年間、日本のニュースを見てはいても遠巻きに、しかもどこかよその国のように大きくしか見ていなかった。そして今もまだ同じような感じになっている。私がのほほーんと約三年間南国で暮らしていた間も今も、日本では色んな社会問題が起こり続けているのだ。それを私は見ているようで、見ていない・・・。このように自分の関心事の外のことに敢えて目を向けたくて、大きな本屋に来たかった。

昔から夢見る夢子の私は、今回も『ちょっと頭を現実に引き戻さないといかんな』と思った。でも多分ひと晩寝たら、また忘れるだろうけど。そういう時のために手元に本が必要なんですね。