日本にいるからこそ🎐

日本人も知らない日本を知る

上海旅行で気づいたこと

今回上海に行き、いくつか気づいたことがあった。まず私の中では、まだ海外がウチとソトで言う「ウチ」になっているということ。シンガポールという海外がこの三年くらいは自分の生活圏であり、中国語を日常的に耳にしたり、中医学クリニックに通ったり、中華を食べたりと中国的なものに触れる時間が長かった。土地勘のない日本の新居よりも、上海の方が自分がシンガポールで慣れ親しんだものが多かったからか、なんだか落ち着いた。タクシーで流れる中国語のラジオ、ビル、夜景、中華料理・・・。それらはすべて私がシンガポールで日常的に触れていたものばかりだった。

(上海)

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そして上海に来ても、異国に来たという気がしなくなってしまった。これは上述の異国が日常になっていることや自分が中国語を勉強していること、住んでいたシンガポールが小さな中国みたいなようなもんだったから(なんて言うと、シンガポール人に怒られそう)、中国に来ても異国感がなくなってしまったのかもしれない。恐らくシンガポール在住中によく旅をした東南アジア圏に行っても、もうあまり異国感がしないのだろう。行きすぎてしまった。

(シンガポール)

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上海に来たことでシンガポールを思い出すことができて、嬉しかった。一方で私には今どこにも自分の居場所がないような気持ちにもなった。海外にはもう自分の住まいはない。日本の新居は土地勘のない私には全く関係のない場所。周りの人はみな忙しく、また周りに私が今感じているような疎外感を理解できる人もいない。そして私はちょっとした逆カルチャーショックの最中にいるのだと思う。日本に帰ってきて色んなものが目新しく見えたのも落ち着き、次は色んな日本の嫌な面が目に付きだした。シンガポールへ行った時に『なんで日本と同じ先進国なのに、日本のようにきちんとできないの?!』と感じたように今は『なんで日本なのに、きちんとできないの?!』と感じることが増えてきた。またシンガポールへ引っ越しした時と同じことの繰り返しか・・・。シンガポールで苦労をしてやってきた色んなことを、またここで苦労をしてやるのか・・・と思うとなんだか疲れてしまった。

静岡空港を出た時に、日本茶の匂いがした。そしてこう思った。『帰ってきてしまった・・・』

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