日本にいるからこそ🎐

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緑茶にあう和菓子を探して

数々のグルメ情報を提供してくれた静岡アドバイザー(接骨院のお兄さん)にも、専門外があった。それは和菓子だった。「うーん。和菓子の美味しい所は分かりませんねぇ。僕はケーキが好きなんですよ」「お茶を飲む時に何を食べるんですか?」なんとケーキらしい。緑茶とケーキ??緑茶を飲む時はおいしい和菓子を食べたいので、探索することにした。色々調べていると、安倍川餅の元祖という店(石部屋)を発見。前に浜松まで電車で行った時に途中で「安倍川駅」というのがあり、『安倍川って、あの安倍川餅の安倍川?』と思っていたら、その通りだった。安倍川餅は静岡が発祥だったんですね。なんでも江戸時代に徳川家康が安倍川近くの茶屋に寄った時に献上されたものらしい。(Source: 安倍川もち - Wikipedia

静岡駅からバスに乗り、15分弱の安倍川橋で下車する。お店はバス停から徒歩1分くらいで分かりやすい。店に入ろうとしたら、店の横のコンクリートに腰掛けてタバコを吸っているおじちゃんになぜか手招きされる。なんだろうと思い近寄ると「この店はインターネットか何かに載っているのかね」と聞かれる。「えぇ、載ってましたよ」立ち去って店に入ろうとするも、また手招きされる。そしてちょっと横に座りなさいというジェスチャーをされる。よく分からないが、横に座る。「餅を早く食べたいんですけど」「もう閉まるんじゃないかな」だったら呼び止めないでくれ!店に入ると、店内から様子を伺っていた店主のおじちゃんが出迎えてくれた。

江戸時代からされているだけあり、和菓子やらしい雰囲気の良い店内。

(壁にかかっているのはお品書きに見えますが、芸能人のサイン。なんといかりや長介や志村けん、鶴瓶師匠、小田和正などの有名どころが並んでいた)

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メニューはこの二種類のみ。私は安倍川餅をここで食べることにし、二人前を持ち返ることにした。からみ餅にも興味をそそられる。

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と、そこへなぜかさっき外で話しかけて来たおじちゃんが店内に入ってき、女将さんに千円を渡し「この子に食わしてやってくれ」と言い残して、店の外へ出ていくではないか。「え?!いえいえ、ちょっと・・・!!」なぜだ。なぜ色んな知らないおじちゃんが私に食べ物をご馳走してくれるのか。店主と女将さんがちょっと心配してくださる。「酔っ払いだで。(静岡の人はちょっと名古屋弁みたいなのを話される)外にまだおるで、危ないから帰りは裏から出ていき」どうやら近所の人らしく、酔っぱらって何か食べ物を買ってきて夜中にこの店に差し入れ(?)に来たりするらしい。「ほんと迷惑だで」多分一人で寂しくて、誰かに相手をしてほしいんだろうなと思う。

さてこれが元祖安倍川餅。お餅がつきたてのようにとても柔らかくておいしい。お茶もおいしい。「店なんかに行くと、よく甘いお茶を60度くらいのぬるい湯で出してくるんだけど、ここは渋めのお茶を熱い湯で入れてるよ。餅が甘いからね。」なるほど。私もちょっと渋めや味に深みのある茶の方が好きです。この湯飲みも味があっていい。

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知らないおじちゃんのご厚意に預かって、お代は持ち帰り用の1200円だけ支払い、裏口から出してもらう。違う場所のバス停から静岡駅に戻らねばならなくなり、店主が途中まで案内してくれた。が、バス停の時刻表を見るとバスは一時間後にしかない。しょうがないので安倍川の河川敷をぶらぶらし、一時間後にバス停に戻るも、よく見たら運行が土日祝だけになっているではないか。ひー!!!

なんとか駅に行くバス停にたどり着いたが、次から車で移動しようと誓った。車がちょっと大きくて乗り慣れないし土地勘がなくて運転を渋っていたが、ちょっとこの辺は車がないとどうしようもなさそう。その分遠くまで行けていいのだけれど。