日本にいるからこそ🎐

日本人も知らない日本を知る

本帰国一カ月Anniversaryは45階の展望回廊で

シンガポールからの本帰国一カ月目の記念に、高い所へ行って広い景色を上から眺めながら物を考えることにした。シンガポールでは、たまにOutram ParkのHDBの50階にあるスカイブリッジへ行った。あの頃は日本の自然が恋しくなったくせに、今はシンガポールで目にしていた高層ビルが少し恋しくなるのがなんだか不思議。

この辺で一番近い高い場所は、浜松駅直結のAct city(展望回廊 | 館内施設 | 【公式】オークラアクトシティホテル浜松)というホテルの45階にある展望回廊のよう。入場料は大人500円で、今日は朝10時~18時まで空いている。あいにく土日はやっていない。

ただシンガポールのスカイブリッジのように屋上ではなかった。ガラス張りの景色を見るだけで、風を感じることができない。そしてかかっているクラシックがやかましい。

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なんだかビルや車がおもちゃのように小さく見えて、なぜかホッとする。

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どうやら天気がいいと、この奥の方に富士山が覗くらしい。ちなみに今日は雨が降っていた。また天気のいい日に出直したい。

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イスに座って、この一カ月を振り返る。国をまたいでの引っ越しによる環境の変化が激し過ぎて、体調を崩したこと。新しい土地に移り住んで、シンガポールに引っ越した時と同じく『また誰も頼る人がいなくなった・・・』と寂しくなったこと。私の周りにはもうTeoさんもシンガポール女子も、あの心療内科の先生もいない。シンガポールで一年以上日本語を教えていた中華系アメリカ人の生徒さんが、最後のレッスンの終わりに私に言った「とても悲しいです」の意味を、この時やっと理解したような気がした。

一方日本の全てが目新しくて、普通に生活しているだけで楽しかった。またここには誰も知っている人がおらずちょっと関西に比べてペースがゆっくりしている分、周りを気にせずに自然に囲まれてのんびり静養することができた。接骨院、漢方、おいしい食べ物などのおかげか、今日は電車に一時間以上乗ってここまで来ることもできたことを考えると、私が月初に書いた三つの目標のうちの一つ「5月末までに普通の日常生活が送れるようになる」は達成できたと言える。(一カ月前は何かをするとすぐに眩暈を起こし、夜は風呂に入るエネルギーも残らなかったのだから)その他にも、人と会って酒を飲み交わし何時間も楽しくお話しすることもでき、中国人女子とは言語交換を再開し、週一回オンラインでレッスンを受けられる中国語の新しい先生も見つけた。そろそろゆっくり動き出す時がきたように思う。

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シンガポールを出る時、頂いた中で印象深かったアドバイスが二つある。一つは「自分が楽しいと思うことをする方がいいですね。例えば物事をネガティブな動機(経済的に自立しないといけないから!という理由で仕事をする等)でやると、うまくいっているうちはいいですが、うまくいかなくなった時に転びやすいんですよ」というもの。もう一つは「シンガポールに来てから、色んな国の旅も含めて外の世界をたくさん見たから、次は自分の内側を知る旅をするといいんじゃないかな。自分がこれから何をしたいのか、積極的に知ることも重要だよね」だった。『自分の内側を知る旅か・・・』

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確かにシンガポールにいた間に色んな国で色んなことを知ったけれど、自分自身のことをよく知らないかもしれない。現に日本に帰ってから人と話して、自分について気づかされることがいくつかあった。例えば接骨院のお兄さんに三か月一人旅をしたと話したら「三か月?!」と驚かれたことや、ヨガのお姉さんに「インドは行きたいけれど怖くて行けません。それに一人旅をできるのが羨ましい」と言われたこと。まぁ、三か月の一人旅は特別だったとして、インドが怖い?なぜ一人旅をできないんだろう?などなど。自分が普通にしていたことが他の人にとっては普通ではなく、またある意味特殊な世界観を自分が持っていたことを少し知った。

さて自分の内側を知ろうと思ったら、やはりこのように人と話さなければならない。ということは単に観光地を回るだけではなく、今回は何か面白そうなことをしている人に会いに行く旅をするか。その前にその旅の最後に何を見つけたいのかを明確にする必要があるので、とりあえずシンプルにこの五つにすることにした。(⑤はざっくりしすぎているけど、まぁいいか・・・)

①するのが楽しくて

②それをすることが他の人の役に立ち

③他の人よりも少しうまくできて

④誰かが私にお金を払ってでも、その対価を受けたいと思うものは何か

⑤これからの人生に望むもの

本帰国後から半年くらいは静養すると決めたので、時間は十分にある。そして大きな声では言えないけれど、私には旅の軍資金が失業保険という形で手に入った。仏のような旦那は「好きなようにしなさい」と温かく見守ってくれている。神様にまるで「ほら、自由をやるから好きなことをやってみろ」と言われているかのよう。そして多分何かをしてうまくいかない場合は「ブー。違う。やり直し」と神様に言われているのだと思う。例えば三か月一人旅をした後に、なかなか会社勤めの内定が出なかったように。あれは「ブー。違う。もう一回」となって、日本語を教えることとライターは「正解!それをやりなさい」となったのだと思う。

今回もまた、自分の色々なことに気付くための時間を与えてもらったと思って、大切に使わせてもらうことにしよう。今思えば、普通手に入らないような機会を今までもたくさん与えられてきた気がする。英語ができもしないのに、なぜか英語を使う仕事に就くことができた。英語が上達するよう社費でアメリカ支店で働かせてもらった。そしてそこで旦那に出会ったおかげでシンガポールに住み、色んな国を旅し、色んな国の人と交流することができた。さらに中国語にも出会った。

与えられた機会の意味を自分なりに理解して、少しづつまた自分の世界を広げていきます。