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10/27(日)ついに丽江からシャングリラへ

いよいよ今回の旅の二つ目の目玉となる、シャングリラへ移動する。朝、少しの丽江観光を終えて、ここで丽江のガイドとはお別れした。今回は珍しくガイドとの相性がよくなかったので、ちょっと安心する。そしてシャングリラを案内してくれるガイドさんと合流した。今度はチベット人とナシ族のハーフのPeterさん。しかし彼の話す英語がどことなく、昔会社で一緒に働いていた高谷さんに似ているので、ここでは便宜上彼のことを高谷さんと呼ぶことにする。

(シャングリラに入る)

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「茶馬古道の話は聞きましたか?」茶馬古道というのは、昔馬とお茶を交換するために行き来された道らしい。チベットではミルクを飲んでいたが、消化にあまりよくないとか。さらに茶は当時は薬としても扱われていたので、チベットの馬と茶が交換されていたとのこと。私が今回プーアル→丽江→シャングリラと移動しているルートは、知らない間にその茶馬古道の一部だったようだ。

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ここでまず迫力満点のTiger Leaping Rockを見る。

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そしてランチを取る。

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さらに何なのかよく分からないお茶を頂く。麦を炒ったようなものが入っており、おいしい。

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ところでこのガイドの高谷さんもお茶が好きらしく、ガイド業以外にもオーガニックのプーアル茶の商売もしているらしい。プーアルへ行ったと言ったら、シーサバンナや〇〇(地名がいつもよく分からない)の方が有名だとのことで、次に行く機会があれば私に連絡してくださいとのこと。こういう中国人との繋がりが出来ると助かる。

ここからは二時間かけて、ホテルへ向かう。その間に、時々きれいな景色の所で車を止めてくれ、写真を撮ることができた。さすが高谷さん!

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うわぁ、びっくりした!ヤックがいきなり現れた。

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シャングリラの中心地に到着し、記念撮影。

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歩道橋に登って、壮大な景色を撮る。

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遠くに臨む山が美しい。

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シャングリラにはチベットの学校があり、そこでチベットの文字や文化を学ぶのだそう。「チベットの文化を失いたくないからね。でも両親の世代はチベット語の読み書きはできない」とのことで、歴史上色々と複雑だ。
さてここの標高は3,200m。3,000mを越えた時点から、軽い頭痛がし出した。インドのラダックへ行った時と同様に水分をたくさん取り、今日は動くのを控えよう。あと昼寝をしないようにとラダックでは言われたけど、あれはなぜだったんだろう。寝込んでしまって、急に低酸素になるのを防ぐためなのだろうか。とりあえず教えてもらったお勧めのチベット料理屋へ夜ご飯を食べに、明るいうちに行ってしまおう。夜は0℃を切るかもしれないというから。

10/26(土)丽江フォトツアーの日

今日もガイド付きで丽江観光をする。まずは美しい景色。天気が良ければバックに標高5,000m級の美しい山が見えるのだが、あいにく今日はこの景色。

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それでも山々は美しい。

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次にナシ族が住んでいる村に行く。ところでナシ族の文字はこのような象形文字なんだそうです。ただもう今は口語だけで、みな文字は書けないのだとか。文化が失われていくのは寂しいことです。

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ナシ族のお宅は石でできている。地震が来たら一発で壊れると思う。

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中国人のおばちゃんは、ナシ族から花を買って頭にのっけている。私は当然買わない。

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このエリアには政府が補助金を出し、ナシ族の村の雰囲気を保つようにしているとのこと。ところで丽江の主な産業は観光で、ここに住んでいるのは子供か年寄りが多く、若者は上海や北京へ出て行ってしまうのだそう。ナシ族は花を売ったり、馬に観光客を乗せたりすることで金を稼いでいた。

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ナシ族の村を去り、次の目的地へ向かう途中の景色。あぁ中国は広いなぁ。

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昨日行ったのとは別の古い町並みの残る場所(今回周っている場所がどこなのか、よく分かっていない)。これも天気がよければ、壮大な山々が後ろに臨めたのに・・・。私はいつも旅行中は天気に恵まれていたが、今回はちょっと残念だ。”そう何もかも、うまくはいかないのよ”と教えられているのかもしれない。

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町をガイドのおっさんとブラブラしながら、茶屋で一服。ここでもプーアル茶を飲んだが、プーアルで泊まっていた宿の茶の方が5倍くらいおいしい。

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雰囲気はいいのだけれど、主にショッピングをする場所のよう。一人で来ていたら、時間をかけて気が済むまで写真を撮るのだけれど・・・。決まっている旅程があるので、先に進まねばならない。

ドランゴンなんとかという池のあるところに来ました。

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水がすごくきれい。九鼎龙潭というそうです。あれ?これ、ガイドブックで前に見たことがあったような・・・。

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最後に雲南珈琲の豆を買って、ホテルに戻る。時計を見ると、標高は約2,400m。9時から16時近くまで歩きっぱなしは、さすがに疲れた。
丽江に来てみて思ったのだけれど、ここはガイドはいらない。バスやタクシーを乗り継いで、自分で観光をしながら写真をのんびり撮ったり、好きな場所で好きな時にボーっと出来た方がよい。また雲がかからない壮大な山々を見ようと思ったら、11月に入ってから来た方がいいとのこと。確かに富士山も寒くならないと、きれいに見えない。何かのガイドブックにシャングリラは春か10月がきれいと書いてあったが、今日のシャングリラのライブ映像を見たら、めちゃめちゃ曇っていた。

は~あ。明日はこの旅の最後の目玉となる、曇りのシャングリラに移動します。

10/25(金)昆明から丽江へ

朝4時過ぎに目が覚め、最低限の支度をして宿のロビーに降りる。隣に中国人男性のお客さんがいたようで、こんなところに日本人がいたのが珍しいのか色々と質問される。「中国語と英語を話すの?一人で旅行してるの?それはすごい」あんまり中国人は一人で旅行しませんもんね。まぁ、日本人も人によると思うけれど。4:50にきちんと集合したのは私とその中国人男性だけで、あと二組はフロントからの電話で起こされて来た。こうなるから早めに集合時間を告げられたんだなと納得する。

空港に5:20(ちょうど二時間前だ)に到着し、7:20に飛行機は予定通り離陸した。丽江には8時過ぎに着いてしまったようで、えらい短いフライトだった。おかげで、空港を出てもガイドがまだ到着していない・・・。遅刻して来た、なってないガイドと合流し、とりあえずホテルにチャックインをする。

(これは夜ですが、泊っているホテル)

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あいにくの曇りで、11℃しかなくて寒い。部屋で服を着替えてから、さっそくAntient townの観光に出る。まずローカル市場。みなさん籠を背負っていて、そこに買うものを入れている。

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ここでちょっと朝ごはん。

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次によく分からないけれど何かの博物館を見学する。正直朝4時起きなので、歩くのがもうしんどい。また標高が2200mm以上あるので、ちょっと体が重い。

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フーフー言いながら、上の方に行って撮った写真。手前の黒い屋根の一体が古い民家で、奥の白い一体が新しい住宅とのこと。辺り一面が大きな山々に囲まれている。

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その後もAntient townの観光を続けるのだけれど、疲れているからかあまり浮き浮きしない。そしてその理由が分かった。ガイドによると「ここはカップルでみんな来るんですよ。ブラブラしたり酒でも飲んで、リラックスする場所なんです」なるほど。だから知らないおっさんと2人で歩いていても、楽しくないわけだ。確かにおしゃれなカフェやバーなどもあり、ここは誰かと一緒に来るべき場所なのだと知る。とっとと私をホテルに返してくだい。

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ホテルで数時間爆睡して、夕方に夜ご飯を食べに外に出て思った。昼間よりも、夜の方が町の雰囲気がいいような気がする。

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今日の夜ごはんは、卵とトマト炒めとワンタンスープ。卵とトマト炒めは日本の天津飯に味が似ており、とてもおいしい。ワンタンスープには海苔や小魚なども入っており、体が温まる。これで33元。明日もこの店に来よう。

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ちなみに今回のガイドは、チベットから丽江に移民した4世のチベット人。チベット語が母語だけれど、丽江ではチベットの文字は学校で習えないので、読み書きはできないらしい。チベット語→北京語→英語の順に流暢なようだ。丽江はナシ族という少数民族が多いらしく、ホテルの受付もナシ族だった。チベット人もナシ人も、北京語を話しているのが何だか不思議に私には映った。小さい頃から北京語を習っているから話すのも苦にならないのだろうけど、自分たちの母語を持っているのに違う言語で生活しないといけないというのは、面倒だなと思う。でもここやシンガポールを始め、色々な国でそういうことは極々当たり前に行われているから、日本語だけで生活できる日本が特殊な部類に入るのかもしれない。

夜ごはんがおいしいからといって、ちょっと一気に食べ過ぎたか。お腹がさっきから、グルグルと・・・。

10/24(木)プーアルから昆明へ戻る

今日でこの美しいプーアルの景色ともお別れになる。チェックアウトまでの時間、茶畑の上の方にある休憩所で写真を撮ることにした。

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写真を撮っていると、李さんが他の女子二人組を茶畑に案内しているのが見える。すると彼女たちも私のいる休憩所に上がって来た。女子二人組は中国人のようで、私が日本人だと分かると話しかけて来る。彼女たちは雲南出身で、中国の色んな茶の産地を巡っているのだそう。ちなみに日本に行って茶道を勉強してみたいんだとか。色々と質問してくるんだけど、ちょっとあまりよく分からない。李さんが横で簡単な中国語で通訳(?)してくれて、かろうじて分かるくらい。「プーアル茶でもう一つ有名な場所は、シーサバンナという場所よ。ここから一時間くらいよ」その場所も知っていたが、今回の旅程に入れるのが難しかった。ところで彼女たちは車で今日昆明に行くらしい。私はバスを予定していたが、結局飛行機で昆明に行くことにした。さてそろそろお昼ご飯を食べて、宿を出発するか。空港まで送ってもらう車に乗る前に、李さんと握手をしてお礼を言った。「たくさんおいしいプーアル茶を飲み、あなたと話せてとても楽しかったです。また来ます!」

プーアルから昆明までは45分と短いフライトだった。昆明空港の近くの安宿に泊まるのだけれど、これがまた難儀だった。まずフライトの時間を連絡してあるのに、宿の迎えが来るのに30分くらい待った。まぁ、無料だししょうがないかと思っていたら、なぜかホテルへ行く車には見知らぬ兄ちゃん、2歳児、お母さん?が乗っており、「???」となった。お父さんが運転をし、どんどん廃れたエリアに向かっていく。絶望的な気分になっていたら、やはり絶望的な宿に到着した。英語は片言で通じるが、私の中国語と大差がないレベルと言える。「明日のフライトが7:20発だから、ここを4:50に出ます」と宿の人に告げられ、送ってくれるのはありがたいけど空港まで10分くらいなのに、そんなに早く出るの?確かに2時間前に到着しておくようにとチケットにも書かれているけど、早すぎない?!しかも部屋が二階なんだから、誰か荷物を運んでくれ!

とりあえず、簡素な部屋に入る。エアコンがなくて寒い。

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数時間前まで窓から見ていた景色と、えらい違う。

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 無造作に置かれたトウモロコシ。

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下の階から先ほど車に乗っていた一家の生活音や、子供が叱られて鳴いているのが聞こえて、とにかくやかましい。ホームステイやないかと思う。外では野犬が吠えて、これもまたやかましい。あぁ、プーアルの宿に居る時は中国に居るのを忘れるなぁと思っていたが、急に中国に引き戻されたようだ。

明日は4:30くらいに起きないといけないから、さっさと寝てしまおう・・・。無事に丽江にたどり着けますように。

10/23(水)茶摘みをして、マイプーアル茶を作る

朝になると、ニワトリを始め色んな生き物の鳴き声で目が覚めた。思わず自分の携帯のアヒルのアラームが鳴っているのかと思ったら、外にいる本物のアヒルの鳴き声だった。8時半に茶室のベランダへ行き、朝食を頂く。天気はとてもよく、景色が大変美しい。あんまん、トウモロコシを茹でた物(日本のトウモロコシのような甘さが一切ない)、ゆで卵、ピリ辛麺が出てきて、朝からこんなに食べられない。そして大きな声では言えないが、やはり朝はコーヒーが飲みたい。

(宿の前は池なんです)
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のんびりと朝食を頂き、部屋で洗濯をしてから、茶摘みをすることになった。 スリランカで茶摘みをしてしんどいのを知っているので、実はあまり茶摘みは乗り気ではない。本当は茶畑の写真だけ撮り、おいしい茶を飲めさえすればいいのだけれど、李さんの前でそんなこと言えない。しかも性懲りもなくまたサンダルで来たもんだから、足に色んなものが刺さって痛い。しょうがないから茶摘みをしているふりをして、あとは李さんにたくさん茶葉を摘んでもらおうと思っていたら「たくさん摘まないと、この後お茶を作れないよ」と言われた。・・・チッ、サボっていたのがばれたか。

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茶畑の上までいくと風が涼しく、景色がとてもいい。この一帯の全ての茶畑が、この宿を運営している会社のものだそうだ。茶摘みは人の手で行われるとのことで、これだけの広さをカバーするのは大変だろうに。中国ももっと近代化して人件費が高騰したら、日本のように茶摘みも機械で行われるのだろうか。

(これは茶畑の一部です。もっと広い)

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茶葉を天日干しにして水分を飛ばしている間に、昼食を取ることにした。茶葉を揚げたものが出てきたのだけれど、これは大変おいしい。日本の茶葉の天ぷらはあまり味がしなかったが、ここのは塩気と少しピリ辛さがあり、それが茶の苦みと相まってスナックのような味に仕上がっている。ご飯が進む。他にもお茶の料理はたくさんあるそうなのだが、人数が多くないと作れないとかで一人旅が悔やまれる。

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天日干していた茶葉を次の生産工程に移す。まずはお茶を炒る。ちなみにこの炒っている窯はめちゃくちゃ熱く、軍手などでは熱さを防げない。私が「あっつい!」と言いながら作業をしているのを、李さんが動画に収めていた。

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次に炒った茶葉を乾燥する。

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乾燥した茶葉を手で揉み揉みし、それをまた外で干す。そして私も中国人同様にお昼寝タイムに入る。

(手で揉み揉みすると、茶葉は細くなる)

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夕方に李さんがプーアル茶を丸くする工程を見せてくれた。なんと一つ無料で私に作らせてくれるのだそう。まず茶葉を360g筒の入れ物に入れて、布を上からかぶせ、下から蒸気を当てて茶葉を蒸す。 

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まん中にくぼみを作る。

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そしてそれをプレスし、

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あとはしばし保管する。明日持たせてくれるそうだ。

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その後、夕食までまたお茶を頂きながら、そろそろお茶に飽きて来る。『多分、一生分のプーアル茶を飲んだな。しばらくプーアル茶はいいや』昨日飲んで一番おいしいと感じた生茶を買って帰ることにした(約130元)。357gの塊をいつ飲み終わるかわからないが、有効期限はなく、長期間置けば置くほどおいしくなるそうなのでまぁいいか。

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今日、李さんとの会話で印象的だったことがある。休みの日は何をしているのか聞いたら、茶を飲みながら友達と話したり、茶畑に行ったりしていると言っていた。「小さい頃からお茶が好きで、茶を飲んで大きくなったんだよ」と楽しそうに話す李さんをみて、羨ましいなぁと思った。自分が好きなことを仕事にできるなんて。でもその後、ふと思った。『私も茶が好きなのに、なぜその好きな茶の仕事をしないのか』しかも今まさに、日本最大の茶の産地に住んでいるというのに。茶を通して、海外と接する仕事ができないのか。中国語がもっとできるようになれば、何か違う道が開けるのか。日本に戻ったら、少し考えてみたい。

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10/22(火)上海から昆明、そしてプーアルへ

上海を朝9時頃に出発し、昆明でもう一つ飛行機を乗り継ぎ、やっとプーアルに到着した。プーアルへ向かうために家を出たのが、昨日の12:50。プーアル市のある思茅空港についたのは、今日の17時過ぎ。なんて遠いんだろう。荷物をピックアップし、タクシーに乗って宿を目指す。運ちゃんに行先を告げる。「このホテルへ行きたいんです」「ここは〇〇〇だな?違うか?」いや分かんないよ、おじちゃん。私日本人だからさ。ここに初めてきたんだよ。その後、車内では他愛もない話をしながら、多分30分弱で宿に到着した。タクシーのメーターには27元と表示されているのに、宿が空港から遠くて街に戻るのに客が捕まらないとかで、50元払わされた。

(プーアルの空港)

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さっそく宿の方が出迎えてくれ、すごく親切そうなスタッフで安心する。部屋は簡素ながらも、清潔で気持ちがいい。それに辺りはとても静かだ。しかし辺りに店などはなさそう。

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「あのぅ、夜ご飯はここで食べられますか?レストランとかありますか?」「レストランはないですけど、食べられますよ。一食15元です。さっそく食べますか?」とのことで、着いていきなり茶室に案内していただいた。そして普通の家庭料理のようなご飯がでてきて、ホッとする。野菜が多いし、味付けが薄くて助かる。

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さっそくプーアル茶を淹れてくれるそうだ。まず生茶を頂く。これは今年のお茶だそうで、大変おいしい。説明しずらいのだけれど、緑茶でもなくウーロン茶でもなく、また今までに飲んだプーアル茶とも全く違う味だった。緑茶と烏龍茶を足して二で割って、まろやかさを出したような味だ。やはり思った通り、本物のプーアル茶はとてもおいしい。次に淹れてくれたのは、古茶。プーアル茶は保存期間を長くすればするほど、味が濃くなる。この味が今までに飲んだことのあるプーアル茶に近い。しかし今まで飲んでいたスモーキーさだけが際立ち、茶葉の味のしないプーアル茶とは完全に違った。嫌味のないスモーキーさに加えて、きちんとそこには茶葉の味が感じられた。次にさらに味の濃い古茶を淹れてくれる。しかし色の割に味がそんなに濃くはなく、しっかりとプーアル茶らしい風味は感じられるものの、すっきりとした味わいだった。

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お茶を淹れてくれている李さんに色々と聞いてみる。まず茶葉の量は2人分の茶だったら、5-6g。何人かいるなら8g。お湯の温度は90℃。一煎目は茶葉にお湯を淹れてから、30秒待つ。二煎目以降は10-15秒。食事の時に飲むのは生茶で、古茶は食後に飲むのだそう。生茶の方がカフェインが多いので、寝る前に飲むのはよした方がいいとか。ここで作った茶は昆明、北京など中国内の五か所で売られているらしい。プーアル茶の他にも緑茶、紅茶、白茶なども作っているらしい。「ところでここに外国人は来るんですか?」「えぇ、来ますよ。日本人も来たことがあります。中国語は話せないので、翻訳アプリを使ってましたけど」李さんは英語を全く話さないので、私はなんとか中国語で会話をしているが、残念ながら彼の言っていることの恐らく30%くらいしか理解できていない。これはとても悲しい・・・。その後、向かいにあるお茶の工場を少し見せてもらい(そう、なんとお茶の工場までここにはあった)、夕食&お茶会はお開きになった。私は内心冷や冷やしていた。李さんが永遠に茶を淹れてくれるので、一体いつまで飲まなければならないんだろうと。

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部屋に戻って、トイレとシャワーが一体になった浴室でシャワーを浴び、案の定トイレの便座はびしゃびしゃになった。シャワーも思った通り温度調節がうまくいかず、「熱い!」と「冷たい!」を繰り返した。でも静かな空気のおいしい場所で、今までに飲んだこともないおいしいプーアル茶を飲みながら、李さんと楽しく会話ができて大満足(何を言っているのかは、あまり分からなかったが)。我ながらいい宿を見つけたなぁと思う。明日は茶園を案内してくれるらしいので、今日はしっかり休もう。

10/21(月)日本からまず上海へ

今日から10日間の雲南旅行が始まる。ところで家を出る前に近所のクリーニング屋へ行ったら、おじちゃんに「昼間やることなくて暇でしょう」と言われた。おじちゃんは少し疲れているようだった。私は口が裂けてもこれから10日間旦那を置いて、中国にプーアル茶を飲みに行くなんて言えない。

今回は上海経由で昆明へ行き、その後まずプーアル市へ向かう。上海行きの便はほとんどが中国人で、ここはまだ日本の空港だけれどもう異国と化していた。特に搭乗口近くにあるトイレに行ったら、もうそこは中国だった。中国人のおばちゃんがズボンを上まであげずに「很脏(汚い)」と言いながら、一番奥のトイレから出てきて横のトイレへ移って行った。『ちゃんとズボンを履いてから人前に出てきてくれ!』と思いながら、私がその汚いトイレに入る羽目になった。もうここからはシンガポールにいた時と同様に、便座に尻はつけるまい。飛行機に乗っても、とにかく落ち着きがない人が多い。飛行機が滑走路を走り始めているのにおじいちゃんがウロウロしだしたり、席を移ったり、荷物を上にあげたり・・・。そんな感じで、上海までの二時間半はすぐに過ぎ去った。

上海浦東空港に着いてから、今回はバスで一時間かけて上海虹橋空港へ移動しなければならない。空港の外に出て、バス乗り場でおばちゃんに尋ねる。「虹橋空港へ行きますか?」「虹橋空港行きは一番線だよ」一番線のバスは既にスーツケースがかなり積まれている。おじちゃんに「まだ乗れますか?」と聞くと、私のスーツケースを置くスペースを作ってくれた。バスは満員で、途中でおばちゃんがお金の回収にやって来る。中国人は携帯のバーコードをかざして支払い、私は現金(34元)で支払う。バスは快適だった。途中で急ブレーキを踏んで誰かの荷物がちょっと前に吹っ飛んだり、絶えず誰かが携帯ででかい声で話していること以外は。

虹橋空港に着き、とりあえず夕食を取る。疲れていたので、悩まなくても済むベトナム料理屋に入ることにした。そしてフォー、サラダ、揚げ春巻きのセットとベトナムコーヒーを頼むことにした。「〇〇〇、△△△、□■■都可以」「???もう一回言ってもらえますか?」多分麺の種類を聞いているのだと思われるが、単語が分からない。しょうがないので、どの麺がお勧めか?と聞いたら「これは麺ではなく、〇〇だ」と言われた。うーん。何か分からないけど適当に返事をしていたら、何かの麺に決まったようだ。

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なんだかんだで疲れたので、そろそろ空港にあるホテルに向かう。今日はここで一泊し、明日の朝の便で昆明へ飛ぶ。受付のお姉さんは英語があまり得意ではないらしく、私は中国語があまり得意ではないので、お互いのコミュニケーションに難があった。特に部屋に戻って書類などを整理している時に、パスポートがないことに気付いて大慌てした。あの英語が得意でないお姉さんが返し忘れていたらしく、私も疲れていたので気づかなかった。男性のスタッフが得意顔で私の部屋にパスポートを届けに来たが、わびの一言もないのはどういうことか。

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去年8月に上海に来た時は、中国語や高層ビルなどがシンガポールに似ていてホッとしたのを覚えている。あの時はまだ海外がウチとソトで言う”ウチ”だった。しかし今日上海に来て、中国語を聞くとすごく懐かしく感じるのだけれど、もう中国はウチとソトでいうソトになってしまっていた。私の今のウチはもう日本に変わってしまったらしい。

さて明日からどんな旅になるのか。今日が一番快適なホテルなはずだから、しっかりと休んでおこう。それにしても、相変わらず隣の中国人の声がでかいなぁ・・・。