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11/16(金)栃木・益子へ焼き物爆買いの旅

今回は念願の栃木・益子焼の旅に出る。以前、穂高養生園に泊まった時に使われていた器が素敵で、どこのものかを聞いたところ益子焼だった。それからずっと益子に行ってみたかった。前回は美濃焼きで有名な岐阜・多治見へ一人で行ったが、今回は陶芸体験に興味があるという旦那を連れて行く。

静岡から益子までは車で約6時間。朝9時頃に出発し、所々で休憩を取りながら行く。至る所で富士山がとてもきれい。

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サービスエリアでは色んな富士山グッズが売ってあり、パンも発見。

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そして富士山をバックに、富士山パンを食べる。

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首都高が恐ろしく混んで、宿に着いたのは15時半くらいだった。今回は益古時計という簡素な宿にお世話になる。益子駅からは車で5分くらい。

 

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ナチュラルテイストの可愛らしい宿です。本もたくさん置いてある。

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部屋は至ってシンプルで、居酒屋で個室なんだけど壁を挟んで横の人の会話が筒抜けなあの感じに似ています。焼き物を見るのがメインで、宿では寝るだけという場合はそんなに気にならない。もし宿で過ごす時間も大切にしたければ、ホテル(益子舘 里山リゾートホテル【公式HP】)に泊るといいかもしれない。温泉に入ったり、おいしいものを食べたり、静かに過ごせると思います。その分値段が結構高くなりますが。

(益古時計の我々の部屋)

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備え付けのカップがさすがいけてる。

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少し休憩して、日が落ちるまでに焼き物を見に行くことにした。この狸の駐車場に止めさせてもらって、徒歩で焼き物のお店を訪ねる。この辺一帯にたくさんお店が出ている。ちなみに私はこのウェブで紹介されていたお店リストを持ってきました。

www.hoshinoresorts.com

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一軒目はこちらのお店にお邪魔する。ものすごい数の焼き物があり、もうめちゃくちゃテンションがあがる!「見て!このお茶碗よくない?この花瓶どう?」と横で旦那もテンションが上がっていた。よかったよかった。連れて来た甲斐があった。旦那の好みは重厚な感じのごつごつしたデザイン。私はどの料理でも盛り付けられるシンプルなデザインのもので、かつ軽くなければならない。重たいと、洗っている間に落として割ったり、運ぶのが面倒になるので使わなくなる。使わないと意味がない。なので色んな器を手にとっては、まず重さを確認した。ここでは穂高養生園で使われていたのと全く同じ茶碗二つと旦那が花瓶を購入。

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二軒目はこちらにおじゃまし、豆皿を二枚×2種類購入。一枚400円くらい。

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三軒目にちょっとおしゃれなギャラリー風のお店に入り、煮物などを入れるのにいい中くらいの器二つと豆皿二枚を購入。煮物の器はデザインが素敵で、少々お高めの一つ2000円強。豆皿はやはり一枚400円くらいだったと思う。このような焼き物はその土地でしか買えないので、気に入ったらその場で買ってしまうのが私の鉄則なのだ。(まぁ、他の物も割と悩まずにパッと買うんですが)あれこれ見てから戻ったりすると、どこの店のどれだったのかが分からなくなる。

(あぁ、暗くてすみません)

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外は寒いので、夜は鍋を食べることにした。これまた昔風の素敵なお店。

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こけしが所狭しと並んでいる。

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お茶碗が素敵すぎる。これは茶道で使う器と思っていたが、別に何に使ってもいいのだ。ご飯がなんだか余計においしく感じる。

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ボリューミーな鴨鍋(これで二人前)。出汁がすごくおいしい。なんかこうニンニクでも入ってそうな、絶妙な味付け。少しピリッとしたゆずのペーストみたいなものも好みで入れられるのだけれど、それを入れるとなおおいしい。最後の方にお餅も入れて、大満足!

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温まっても、外に出ると激寒だった・・・。宿にエアコンはついているのだが、暖房をかけるとどうも、運動をして汗だくになったガタイのいいお兄さんが部屋に三人くらいいそうな匂いが部屋に充満した。

明日はいよいよ陶芸体験!今日は車に6時間も座って疲れたし、早めに休むことにしよう。

パンダ先生との再会

一瞬だけ勤めた学校で、大変お世話になったパンダ先生に会いに行くことにした。ちょうど学校を辞めてから約一カ月。私は毎日仕事へ行く代わりに整形外科に通うという新しい習慣ができていた。

自宅から車で約一時間、インターやら高速やらを乗り継いで、富士山がさらに大きく見える富士宮へ向かう。そしてイオンへ車を置き、銀だこの前でパンダ先生を待っていると、遠くから手を振りながら近づいてくるパンダ先生が見えた。お互い手を振りながら近寄って行き、握手を交わす。「どうも~お久しぶりです~!!」と、手土産をお互いに交換する。まずは徒歩で周辺の観光案内をしてくださることになった。私は学校にいる時からこのパンダ先生に興味津々だったので、歩きながらも色々と質問をする。「ずっとこの辺に住まれて長いんですか?中国に滞在されていたのは、どれくらい前なんですか?どうして日本語教師をされようと思ったんですか?日本語教師の前はどんなお仕事されていたんですか?」私の質問にパンダ先生は「ふふふ」と優しい笑みを浮かべながら、ゆっくりと質問に答えていってくださる。

そうこうしているうちに、富士山世界遺産センターに着いた。「さ、先生、そこに立って」とパンダ先生が写真を撮ってくれる。私はもう先生でも何でもなくなってしまったのだけれど、お互い呼び方は先生同士のまま。(私は似非先生でしたがねぇ)

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うーん、すごくきれいなデザイン。

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この建物内には、四季折々、色んな場所から見た富士山の映像や歴史などが紹介されていた。目玉はテラスから見る富士山で、あいにく今日は雲が少しかかっていた。静岡市内から見るよりも大きく富士山が見える。

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次に浅間大社へ連れて行って頂く。朱色が青空に映える立派な神社だ。七五三で人が多い。

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「おみくじ、ひきますか?」「は、はい・・・」実は今年すでに三回くらいおみくじを引いており、最後に見たおみくじは「凶」だったので、ちょっとしたおみくじ恐怖症になっていた。今回は末吉。微妙だけれど、凶よりましか。すぐに木にくくったのでよく覚えていないが「色々と良い方向に向かい、やりたいことができるようになっていくでしょう。転居はのんびりやること」のようなことが書かれていた気がする。隣でパンダ先生が「先生、ゆっくりね、ゆっくり」と言っている。シンガポールでも手相占い師のTeoさんが「ゆっくりやれゆっくりやれ」と言っていた。色んな人が私に「ゆっくりやれ」と言うのはなぜなんだろう。あんまりゆっくりやりすぎたら、伸びた糸が元に戻らない気がするんですが・・・。もう伸ばしとけってこと?

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ここで富士宮やきそばを食べに行く。

(ここはジモティお勧めのお店だそうです)

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ここでパンダ先生の奥様がわざわざお越しくださった。「どうも初めまして。学校でパンダ先生に大変お世話になりまして・・・」と丁重にお礼を言って挨拶をし、ここから奥様と色々お話しする。パンダ先生も色んな国を旅したり、中国で日本語教師をされるなどかなりアクティブな方だが、奥様もかなりアクティブだった。「ブラジルが好きで。観光ビザが90日だったから、90日旅行したことがあるんですよ」えぇ?!好きだからって、三か月も旅行するってすごい。しかもブラジルは治安が悪いので、アジア圏のように気ままに一人でウロウロもできないのに。「私、昔出張でブラジル行ったことありますよ。クリチバってところに」「え!!私そこに三か月いたんですよ」すごい偶然。ちなみに奥様は大学がアメリカだったので英語ができ、ポルトガル語も話せるのだとか。すばらしい。他にもご実家がお茶の農家さんとのことで、私がお茶好きで色んな静岡の茶を飲みまくっていたり、写真に撮ったらきれいそうな辺り一面の茶畑を探していると話すと「よかったら、来年の春にうちで茶摘みされますか?」といってくださった。喜んで伺います!!

富士宮やきそばが来た!なんか麺が、いつも食べていた焼きそばと違っておいしい。奥様の次にパンダ先生のお話を色々と伺っていると、色々とおもしろいエピソードが出て来る。パンダ先生も色んな国を旅されており、まだ若々しい頃の写真を見せてくださった。インド、トルコ、エジプト、イースター島・・・。「パンダ先生、世界一周してますやん!」そして色んな国で散髪をしてもらっている写真があった。「美容師さんは職人だから、ぼったくらないんですよ。ベトナムを除いてはね」とのことで、色んな国の路上で髪の毛をかられたり髭をそってもらっている写真が面白かった。パンダ先生がいつもひょうひょうとされていて、何事にも動じない理由が何だか分かった気がする。パンダ先生は次にブータンへ行きたいそうで、私がブータンへ行ったというと、すごくキラキラした目で見られた。しかし奥様がどうもアジアの混沌としたあの雰囲気がお好きではないようで、あまり乗り気ではなさそうだ。「ブータンは自然も多くてきれいで、食べ物もおいしいですし、日本の田舎に雰囲気がすごく似ていますよ」と、私がブータンへ行った時の写真を見せたりして、みんなで海外旅行の話を楽しんでいた。類は友を呼ぶというが、私の周りには本当に海外旅行が好きな人が多い。

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奥様とはここでお別れし、午後の富士宮ツアーは続く。まず日本酒造へ連れて行って頂く。

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「スッとしたきれいな水みたいなやつありますか?」試飲を勧めてくれるのだけれど、車なので残念!!次は電車で来よう。小瓶を二本購入。と思ったら、パンダ先生がレジでお金を払ってくれているではないか!「先生、いいですって!!私払いますから」「いやいや、こんな僻地に来てくれたから」ひえー!!すみません!!

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浅間大社の中にある富士山御霊水を見て、最後に白糸の滝へ私の車にパンダ先生を乗せて行くことになった。

(水が恐ろしくきれい)

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ここは春になると桜が咲き乱れるという。これは桜と富士山がきれいに見えそうだ。また来るのが楽しみ。

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浅間大社の終わりに、富士山と私。

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この滝はすごかった。大きな滝が一つザーっと流れているのは色んな所で見たことがあるが、ここはたくさんの滝が岩という岩から流れており、それが壮大な空間を作り出していた。それにマイナスイオンもすごい。

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伝わりますかね?あぁ、どうしてもこの壮大さをうまく写真に納めることができない!勉強して、また撮りに来よう!

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気付けばもう16時。丁重にお礼を言ってお別れする。するとパンダ先生は「また是非遊びに来てくださいね。もし先生があの学校に来なければ、こうして出会うことができませんでした。これも何かの縁ですから。」と言って、優しい笑顔でまた握手をしてくださった。はい!もちろん、また遊びに来ます!

帰路でパンダ先生との話で、いくつか印象深かったことを回想する。「ある日ベトナム語を勉強しようと思って、カルチャースクールへ行ったら中国語の先生しかいなかった。じゃあ中国語でいいやって、勉強し出したんです。するとのちに、中国で日本語教師をすることになりまして。おもしろいですね、点と点が繋がって線になって」「中国ではね。授業がない日にゆっくり寝てたら電話がかかってきて、生徒さん待ってますよ!って事務の人言うんですよ。予定が変わってたのに知らされてなかった(笑)。ここで”そんなの聞いてないから行きません”っと言うか、歯も磨かずに私のように生徒が待っているから行くか。神経質な人は海外ではしんどいですね。私のようにボーっと生きているといいんですけどね」「先生は海外旅行中に日本人と気軽に話したりしますか?日本だとね、知らない日本人同士であまり話しませんね」「先生、仕事はゆっくり探してください」色んなことを思い出していたら、高速で名古屋方面に行かなければならないのに、間違って東京方面に行ってしまった!

シンガポールでTeoさんがいつも温かく迎え入れてくれたように、日本でも私を温かく迎え入れてくれる人に出会うことができて、感謝でいっぱいだった。また今回も色んな物をご馳走になったり、写真までたくさん撮って下さって、何をどうお返しすればいいのか(涙)本当にありがとうございました。今思えば、Teoさんと出会った時も私は爆発して「誰か私のシンガポール生活を何とかしてくれ!!」と手相占いに駆け込んだわけなのだけれど、今回もやはり私が爆発した時にパンダ先生と出会うことができた。私は爆発すると「あれあれ、この子はもう」という感じで、誰かの助け船がいつも出される運命なのか。それともその人と出会わせるために、爆発する展開に元々なっているのか・・・。

でもできれば爆発したくないんですけどね。まぁ、ただその爆発がいつも何かの起点になっていることは間違いないけれど。

おいしい空気がたまらない!山と森林に囲まれる「やませみの湯」

人間も生き物ですので、たまには自然の多いところへ行ったり、自然の中で可能な限り衣類をまとわない時間が必要なのです。今日は静岡駅付近から一時間かけて、「やませみの湯」という山奥にある温泉へ行くことにした。

www.yamaseminoyu.com

ところで前に道の駅でオクシズMAPというのを手に入れたのだが、このMAPで紹介されている場所はとてもおもしろい。メジャーな観光地ではなく、素朴な田舎のちょっと寄ってらっしゃい的な所が多いのだが、王道な観光地からそれるのが好きな私には散策しがいがある。

www.okushizuoka.jp

さて山の奥にあるそうなので、道が少々心配だがガソリンを満タンにして出発する。途中までは広々とした道で、徐々に古民家の多い地帯に入って行く。遠くに山々が連なり、畑仕事をしている人や古民家が重なって、日本の田舎の大変美しい景色になる。そしてさらに山の方へ向かうと、案の定道は細くくねくねとし出す。この辺りから明らかに空気が新鮮になるので、窓を開けて走る。しかし道が恐ろしいので、音楽は切って20kmくらいでのろのろと走る。「山崩注意」と書かれた看板がある。確かに木が倒れたり、右側の道路の外側の土砂が崩れていたりする。でもどうすることもできない。木が突然倒れて、私の車に落っこちてきたとしても。

ナビ通り約一時間かけて、やませみの湯に到着した!あぁ、空気が本当においしい!自然が美しい!

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温泉の前は広場になっています。のんびり読書なども楽しめそう。

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さてと、温泉に入るか。

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温泉は入浴料が700円。食事は14時までだった。スタッフの方が「女風呂は今誰もいませんよ!貸し切りです」というので、やったーと思い、ちょっくら大自然の中にある温泉の写真を撮らせてもらうかと思ったら、おばあちゃんが普通にシャワーを浴びているではないか。危なかった。危うくおばあちゃんを盗撮してしまうところだった・・・。

温泉は室内に大きめの風呂が一つ、外には小さな露天風呂が三つあった。遠目に山や森林が見え、風呂の周りにもちょっとした草木があり気持ちがいい。14時くらいに湯に浸かっていたので、陽の光も強く日光浴も楽しめた。難点は自然の中にある温泉ということで、虫が湯にプカーっと浮いていることでしょうか。風呂の横には網が立てかけてあり、これで虫やら草やらをすくってきれいにはできる。室内のお風呂の温度が私にとってはパーフェクト(40度)で、外の露天風呂は41度のものと39度のもと、もう一つは分からない。空気が少しひんやりしているので41度のお湯でまず温まって、のぼせてきたら39度のお湯でボーっとする。というのを繰り返していた。とにかく空気がおいしいくて気持ちよく、湯にずっと浸かっていたいと思ってしまう。

でも一時間くらい浸かったところで、外に出る。脱衣所でおばあちゃんが話しかけて来る。「広いお風呂に一人で浸かれていいよねぇ。家で一人のためだけにお湯入れるのもったいないからねぇ。風呂場の掃除もあるしねぇ。でもここに来るためにバス代やら入浴料でいくらかかかるねぇ」とのことで、私がすっぴんで帰ろうとしていたら、このおばあちゃまはきちんと化粧をされてから出ていかれました。脱帽。

温泉を出る時に、受付のおばちゃんにこの辺に何かないかと聞くと地図をくれた。このあたりはやすらぎの森といって、水車やアユやタケノコ料理などが食べられる店があったり、自然の中を散歩したりできるよう。「この近くにあるジェラート屋さんのジェラートと、タケノコ肉まんがおいしいですよ」とのことで、車で行ってみることにした。

山羊が出迎えてくれる。メーメー鳴いている。

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この民家におじゃましようとすると、おばあちゃんが出て来られた。「ジェラートがここで食べられるって聞いたんですが」「えぇ、おいしいよ。〇〇さーん!ジェラートのお客さん。出せる?」奥の方へ行くとおじちゃんが出れ来られ、どうやら今日はもう閉店だったらしいが、冷凍のカップのなら出せるとのことで頂くことにした。「タケノコ肉まんもおいしいって、銭湯のおばちゃんがゆうてはったんですが」と言うと、おじちゃんが「ゆうてはった?」と関西弁を連呼する。あんまり静岡には関西人がいないのか、いてもみな標準語を話すのか、関西弁で話すと大体みなさん同じ反応になる。「関西の人はかたくなに関西弁を直しませんよねぇ」「(直す?関西弁が正しくないわけではないが・・・)これが普通なんで、どこへ行っても標準語を話したりしませんね」いつも思ってたのだけれど、なぜ関西圏じゃない他府県の方は、他の県でも自分の出身地の方言をしゃべらずに標準語を話すんだろう?私の理解では、だいたいの関西人はどこでも関西弁で話すと思う。(仕事は別にして)私は大学の就活の時に、標準語を話さずに済むよう関西圏で就職先を見つけたくらいなのだ。

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ミカンとミルクのジェラートを食べていたら、先ほどのおばちゃんがなぜか突然でかい大根をくれた。静岡に来て思うのだけれど、神戸に住んでいた時よりも人との何気ない関りが多い気がする。こうして大根をもらったり、カレーを食べに行った時も余ったおかずをただで持たせてくれたり、村長さんは突然古民家を見せてくれたり・・・。

ふと壁に貼ってあった古民家貸し切りのチラシが目に入る。この古民家貸し出しは夏場は結構人気だそうで、一カ月先まで土曜日は予約でいっぱいとのこと。冬は風がすーすー家に通って寒くなるので、囲炉裏をつけたり、1000円追加で石油ストーブも使えるそう。食べ物や寝具は持ってこないといけない。いいなぁ。さっきの温泉に浸かって、古民家で囲炉裏を炊きながら、日本酒を飲んで刺身を食べるとか最高。

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ひとしきりおじちゃんとお話をして、湯冷めしないように車に戻る。そしてまたくねくねした道を戻って行く。くねくね度が行きよりもましだったのは気のせいか。行道で、なんでこの道をナビは言ってくれなかったんだろう?

ほくほくのタケノコ肉まんが楽しみ♪やっぱり自然と温泉に勝るリラクゼーションはありませんね。これでおいしいもの食べて、おいしい日本酒も飲めると最高なのだけれど。

ちょっと中国の海南島へ行く計画

「私のドラマ」という題材のエッセイを書くために、シンガポール生活のことを時系列に思い出している。私の記録によると、渡星して二カ月で未知の仕事に就いて爆発し、会社は退職して、南インドのケララにあるアーユルベーダ施設で10日間療養していた。そこで素晴らしい出会いがあったり静かに色んなことを考えたりして、最終的には会社は辞めて三か月のアジア一人旅に出ることを決めた。そしてそれが、後の自分のシンガポール生活を充実したものに変えている。

ふと『南インドで静かに物を考えたように、今回は中国の海南島で少し物を考えようかな』と思った。本帰国後も、結局シンガポールへ行った頃と全く同じ末路をたどっていることだし。(暇な生活に耐えかねて就職→爆発→退職→静養)特に海南島でないといけないということはなく、ただどこか遠くない温かいところで自然に囲まれてボーっとしたかったのと、そろそろ日本を出たかった。具体的に何なのかは分からないが、私はシンガポールにいた頃、もしくはシンガポールから本帰国してからしばらくは持っていた何かを、徐々に失いつつあるような気がする。それは日本への興味かもしれないし、海外の時事に関する興味かもしれないし、英語の定期メンテナンスへの熱量かもしれない。(中国語への興味は増している)もしくは英語や中国語を使って、普通に外国人と交流するあの感覚かもしれない。シンガポールで自由に過ごした自分が本来の自分だとすれば、その本来の自分がなんだか曇ってきているような気がする。思考がこう、オープンじゃなくなっていくような。

(海南島はベトナムの右ですね。もうほとんど東南アジア圏)

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潮風に吹かれながら、自分のシンガポール記を書くのも悪くないかもしれない。一瞬だけ勤めた学校の給料も入ることだし。今回もこうして旦那にブログで通達する形で、私の海南島行きは決定されるのだった。いつもゴメンね(^^)/

雨の日は公募ガイド片手に

ある本を読んでいて、公募ガイドという雑誌があることを知った。これは俳句とか詩とか商品のアイデアとか、色んなものの公募が載っている雑誌で結構おもしろい。「630円って、ちょっと高いわー」と言うと、旦那が「それに応募して、630円以上の賞金を得ればいいでしょ」というので買った。

(毎月出ているようです)

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これは何かを考えるのが好きな私にはもってこいの雑誌だった。例えば「フリーマジックテープの新しい使い方を考えてください」という題材。これを本屋で立ち読みして、その後旦那の服を買いに服屋へ行ったのだけれど、もうマジックテープのことしか頭になかった。服を持ってきてこれどう?とかサイズどう?とか旦那が聞いてくるのだけれど、上の空で『ネクタイを結ぶのが面倒だから、マジックテープでシャツにぺたってつけりゃいいんじゃないの?』などとずっと考えていた。ちなみに一等賞(?)は20万円の賞金が出る。賞金もほしいが「これだ!!」と思う使い方を、どうしても見つけ出したくなる。

(フリーマジックテープは、これ)

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Source: フリーマジックテープ - Google 検索

他にもエッセイの募集がある。俳句とか詩は難しいし、キャッチコピーは私は苦手なので、文章をある程度長々と書けるエッセイに応募してみることにした。(夏に旅のエッセイに応募しようとしたのだけれど、結局さぼった)「私のドラマ」エッセイ大賞というのは3000-5000字でちょうどいい。短すぎると書くのが難しい。しかもドラマみたいな三年をちょうどシンガポールで送ったことだし、三か月のアジア一人旅を中心にシンガポール生活について書くか。

エッセイでいうと、他にもピースボート「旅と平和」エッセイ大賞というのがある。2000-4000字でこれもちょうどいい。これは濃い内容の旅で、かつ「この人がピースボートに乗れば世界の平和に具体的な貢献をする」と思わせるような作品が求められているらしい。この場合だと、去年した中国茶の旅について書けると思う。中国の旅行中、中国人ガイドに言われた「第二次世界大戦中、日本人に3000万人の中国人が殺された」という一言で、中国人や韓国人の立場に立って色んなことを考えたのを思い出す。今思えば多分あの中国人ガイドは嫌がらせ的に私にあのような話をしたのではなく、日本人に中国人の気持ちを分かって欲しかったのではないかと思う。異文化交流は相手の立場に立って物を考え、お互いを理解していくものだと学んだ。そういう考え方で色んな国の人同士が交流できれば、世界は平和になるのではないか。ということを書きたい。それに言葉も習慣も何もかも違う人同士が分かり合えて、交流できるというのは大変美しいことだと私は思う。

(鉄観音茶の産地、安渓)

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今日は雨で外に出る気もしなかったので、ドラッグストアで買った安い赤ワイン(これがなかなか悪くなかった)を飲みながら、「私のドラマ」というエッセイに取り組んだ。書きながら、シンガポールへ引っ越しした時のこと、はじめはシンガポール生活が楽しめなくて苦しかったこと、会社勤めを辞めようと決めた時のことなど、あの時の色んな思いが溢れてきて、あっという間に時間は経った。今年はこのエッセイを書くことで自分のシンガポール生活を振り返り、整理をして、来年は晴れやかに次のステージに進みたい。

しかし思ったのだけれど、色んな題材のエッセイに書けるような経験が割と自分にはあることに気付いた。おもしろいエッセイを書くために、ネタになるようなおもしろい生活を送るというのも悪くないかも?片っ端からおもしろそうなことにチャレンジして、それをエッセイに書くという生活。安定しないけれど、安定しないことが私にとっての安定なのかもしれない。

江戸時代の家屋が美しい!小さなわびさびの集落「花沢の里」

蔵を改装したカフェへコーヒーを飲みに行く。花沢の里という場所があり、ここは江戸時代に出来た家屋がまだ残る小さな集落らしい。山を登るハイキングコースもあるようで、自然も楽しめる。

無料駐車場に車を止めて、そこから歩く。Google mapでカフェまでの時間を見たら、徒歩43分と表示されているのはなぜなんだろう。ゆるやかな坂の小道を上がって行く。車が来ないので大変静か。空気がひんやりとして澄んでいる。道の右側には小川が流れており、川のせせらぎがずっと聞こえる。遠くの大きな山と歴史ある家屋が風情のある風景を作り出し、こういうのを見ると『あぁ、日本はいいなぁ』と思う。

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唐突ですが、ここは和歌が詠まれたところだそうです。

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多分駐車場から43分も歩いていないと思うけれど、カントリーオーブンというカフェに到着。

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蔵を開けてくれました。

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あぁ、なんて素敵なんだろう!コーヒーとケーキでなんと500円。ネットでは”川のせせらぎを聞きながらのコーヒーは格別”とあったのだが、近くに食料を売りに来ているトラックが大音量で音楽を流している。その音楽は、火曜サスペンスなどで最後に犯人が崖に追い込まれて、説得されているうちに犯人が泣き崩れて、ドラマが終結に向かう場面を思い起こさせる。そういうのを思い浮かべていたらいつしかトラックはどこかへ走り去り、静けさが戻って来た。

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蔵の中でコーヒーを飲みながら『外国人の友達をこういうところに連れてきたいなぁ』と思う。もし仲のいいシンガポール人女子が遊びに来てくれたら、どこに連れていくかを考えてみる。彼女は北海道、東京、京都、大阪へ行っているので、ここでは日本の普通の日常や自然を楽しんでもらいたい。普通に近所から見える富士山、わびさびが感じられる風景や自然、古民家や蔵を改装したカフェ、銭湯や温泉、居酒屋、漁港、こないだ行った寸又峡の夢の吊り橋・・・。どれも私が日常生活の一端として楽しんでいるものばかり。あと一緒に日本食を作ったりしてもいいなぁ。(私は関西人だから、やっぱりたこ焼きパーティーか)

日本語を勉強している外国人のホームステイを受け入れるなら、教科書で勉強している日本語が実際に使えるような旅程を作るかな。日本で体験してみたいことも聞いて。魅力的な旅程を作るのにはちょっとした自信があります。そういえば、シンガポール人が畳を試したいと昔言っていたなぁ。観光とは違う、日本の普通の暮らしを体験してみてほしい。

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そろそろカフェを出て、お寺に参る。この散歩コースの終わりに法華寺がある。

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法華寺と書かれた石を右に曲がり、上に登って行く。これは母乳が良く出るお寺だそう。日本には色んな効用(?)のお寺がある。

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本堂は工事中で入れなかった。手間の仁王門で手を合わせる。『今年はこれ以上怪我(ヨガで手をひねって、整形外科に通院中)や病気になりませんように・・・』

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戻ろうとすると、愚痴を聞いてくれるお地蔵さんを発見。よし!愚痴を言わしてもらおう!と思うも、お地蔵さんを前にすると、えーっと・・・何を愚痴ろうかな?とちょっと考えてしまう。「あのね、せっかく就職したのにすぐ辞めちゃって、人生うまくいきませんよ。それにね・・・ブツブツ」お地蔵さんは温かい笑みを浮かべたまま、何も言わずに愚痴を聞いてくださっている。後ろで本堂の工事の音が聞こえる。気が済んで「はー・・・でも頑張ります。ありがとうございました」と言ってここを去る。多分5分くらい愚痴ってたと思う。今度、誰かに愚痴りたくなって、誰も聞いてくれる人がいなかったらここに来よう。

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帰りの道もまた風流。

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色んな古民家を観察しながら歩く。『あ、こういう古民家に住みたい。ちょっとコンパクトで小さな庭もあるようなのがいい。二階に友達に泊まってもらったり、その部屋が空いている時は「和スパ」とかするのはどうだろう。「和カフェ」があるので和のスパがあってもいい。茶やヒノキの香りがするオイルを使って。一日三組限定にして(10時~、13時~、15時~)、トリートメント後は縁側で緑茶飲んでボーっとしてもらうとか・・・』私は実はアロマテラピースクールのアロマセラピスト養成コースを卒業しており、60分のボディトリートメントができるのです。でもフェイシャルとかフットとかもできた方がいいかな・・・色々と妄想が膨らむ。

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下に降りた頃には陽が落ちかかり、すっかり寒くなっていた。無人販売のみかん(15個くらい入って、200円)をひとつ頂いて、駐車場に戻る。360度見渡す限りの山で、所々紅葉で色づき始めていた。

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カンボジアでのしなやかに生きるプログラムを静岡で

「しなやかに生きるプログラム」というのは勝手に私が呼んでいるだけですが、自分にとって本当に大切なものや心地よい生き方を、カンボジアの民家にホームステイをしたり、神秘的な遺跡で時を過ごしたりしながら見つめるというプログラムがある。素敵すぎる!しかしふと思う。『場所は違えど、同じことを静岡でもできるんじゃないか?』

www.breath.design

(カンボジア、行きましたよ)

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このプログラムがいいなぁと思ったのは、まずリーダーシップなどのスキル面での自己研鑽ではなく、もっと自分の生き方の根底のようなものを問い、自分の内側をありのままに見つめるというところ。さらに、不確かな世の中を生きていく上でみな確かさを得るために、金、社会的地位、スキルの会得などに重きをおくが、それが本当にあなたの人生の豊かさを作るか?という問い。金や社会的地位などの目に見えるもので、人生が豊かになれる人はそれでいい。でもそうじゃない場合、何が自分の人生を豊かにするのかを知りたいと思う(私も知りたい)。しかもそういった類の問いは、机に向かって論理的に思考を巡らせても答えられるものではないので、どこか非日常的な場所で自分を解放して、素直な自分の声を感じ取るのが一番よく、その非日常がこのプログラムではカンボジアだったという訳だ。

(トンレサップ湖。みなさん水上で生活しておられます)

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(ひえー!!すごい数のワニ)

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私はこれからどうするか頭で考えようとしていたのだけれど、多分違うんだと思う。考えるのではなく、感じないといけないような気がする。そしてこのプログラムで言われているように、直感で偶然に出くわした何かから選び取って、次に繋げていくことが必要なのだと思う。ところでカンボジアにいかなくても、同じことが静岡でも(というか、どこででも)できる気がする。各アクティビティの目的さえ理解していれば。

まず「カンボジアの民家にホームステイ」。これはいかに我々の普段の生活が余計なもので溢れているかを認識し、シンプルさがもつ美しさに気付くことが目的なので、キャンプをするか、農家のお宅に旅行の宿泊ではなく本当の生活を一緒にさせてもらうことで似たような効果を得ることができる。次に「遺跡で時を過ごして、内なる声を聞く」は、日本だとうっそうとした神社などのパワースポットや、壮大な自然が感じられる場所で代用できると思う。静岡だと富士山がありますね。河口湖とか富士山をまじかで見られる自然の多い場所なんかがいいなぁと思う。毎日近所から富士山を見ているのだけど、見ている間は「ほー」と見とれてしまう。人は美しい物や神秘的なものを前にすると、論理的な思考はストップして、感覚の機能が優位になるのではないか。その結果、自分の素直な声を聞くことに繋がるような気がする。

(寒くなって空気が澄んできたので、このような富士山が毎日見られる)

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(オーストラリアのパロネラパークも神秘的な雰囲気満点だったなぁ)

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ちょっとなんかやってみますね。日本の各地でみんなが「自分の内なる声を聞くひとりプログラム」」をできて、自分の軸を見つけて幸せに暮らせたら素晴らしいと思う。